第1章 ゲーム実況・配信の始め方|1-4
声を録れない環境でも、ゲーム動画は作れます。字幕で操作の理由を説明したり、見どころが伝わるように場面を編集したりする方法があるからです。
ただし、「声なし」と「説明や工夫が何もない」は同じではありません。この記事では、声を使わずに自分の考えが伝わる動画の構成と、公開前に確認したいことを整理します。
声なしの動画は、何を見せるかで作り方が変わる
| 形式 | 伝える内容 | 工夫したいところ |
|---|---|---|
| 字幕解説 | 操作の手順、選んだ理由、注意点 | 映像の動きに合わせて短く説明する |
| 見どころをまとめた動画 | 成功場面、挑戦の経過、比較 | 結果だけでなく条件や経緯を残す |
| プレイの様子を見せる動画 | ゲームの雰囲気、自分のプレイ | 作品の利用条件と視聴する目的を確認する |
「実況」という言葉から、必ずしゃべるものだと感じるかもしれません。声の代わりに文字と編集で伝えると考えると、作りたい内容を整理しやすくなります。
最初の一本には、説明したい操作や場面を一つ選ぶ方法が向いています。長い録画すべてに字幕を付けようとすると、編集の負担が大きくなるためです。
字幕解説は「結論→操作→理由」の順に

最初に、何が分かる動画かを示す
冒頭では「この動画で何を説明するか」を短く伝えます。例えば、操作を解説する動画なら「この場面で使う操作を紹介します」と示してから、該当する映像を見せます。
攻略上の効果を断言する場合は、実際に確かめた条件が必要です。ゲーム名やバージョン、難易度、使用した装備など、結果に関係する条件を記録しましょう。試していない攻略法を、成功したかのように見せないことも大切です。
操作が見える映像に、理由を添える
「右へ移動」と動作をなぞるだけでなく、なぜその操作を選んだのかを説明すると、自分の判断が伝わります。ただし、画面が忙しい場面に長文を重ねると、ゲームと字幕を同時に追えません。
一つの字幕で一つの話をし、必要なら映像を止めたり、同じ場面を見直せる構成にしたりします。重要な体力表示やミニマップを隠していないかも確認してください。
失敗しやすい条件も残す
成功場面だけでは、視聴者が同じ操作をできないことがあります。タイミングや前提が違うときの注意を、一言添えましょう。失敗場面を入れるなら、何が違ったかが分かるように並べます。
これは見どころを増やすための水増しではありません。見た人が「自分ならどうするか」を判断できる情報を残すためです。
字幕を入れたら、スマホの大きさで見直す
編集画面で読めても、小さいスマホでは文字が細かくなることがあります。完成ファイルを実際の視聴に近い大きさで再生し、字幕を読む時間があるかを確認します。
背景の色が変わっても読める文字色や縁取りにし、画面の端ぎりぎりに置かないようにしましょう。ゲーム画面と字幕を見るだけで内容が伝わるか、音を消して一度確かめるのも方法です。
なお、声なしは無音と同じではありません。ゲーム音を残す場合も、作品に含まれる音楽の利用条件を確認します。音が寂しいからと、出所の分からない曲を足すのは避けてください。
投稿の許諾と、YouTubeの収益化は別に確認

ゲーム会社が投稿を認める範囲と、YouTubeが収益化を認める条件は別です。「字幕を入れれば必ず収益化できる」「声なしはすべて収益化できない」と一括りにはできません。
YouTubeのゲームコンテンツに関する説明では、商用利用の権利に加え、映像中の操作に関係する有意義な説明などが扱われています。長いプレイ映像だけを流せばよい、という内容ではありません。チャンネル全体の収益化ポリシーも確認が必要です。
また、任天堂のガイドラインでは、本体のキャプチャーボタン等を利用する場合の扱いと、それ以外の創作性やコメントを含む投稿の方針が示されています。作品や権利者が異なれば条件も変わるため、この例を他社のゲームに当てはめないでください。
収益化をまだ考えていなくても、投稿できる範囲、禁止区間、音楽、権利表記は公開前に確認しましょう。
声なしライブは、伝え方の準備が少し違う
録画動画なら、後から字幕を付けて見直せます。ライブでは同じように編集できないので、今の目標や参加ルールなどを、あらかじめ表示・説明できる形にしておく必要があります。
チャットへ文字で返事をする場合も、ゲームの操作と両立できるかを考えます。無理に即返信するとプレイが止まるなら、区切りごとに読む方法を決めておきましょう。声を使わない理由を細かく公開する必要はありません。
なお、マイクを使わないつもりでも入力が有効なことがあります。テスト録画・テスト配信を聞き、部屋の音や通話が入っていないか確かめてください。
声の代わりに、自分の判断を残そう
声なしで始めるなら、まず一つの場面を選び、「何を見せるか」「なぜその操作をしたか」を短い字幕にしてみましょう。字幕の量より、映像と説明のつながりが大切です。
公開条件と音声の混入を確認し、小さい画面でも読める状態に整えれば、声を録れない環境でも最初の動画づくりを進められます。
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使える時間と交流の仕方から、動画投稿かライブかを選びましょう。



